劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
映画105分2005年
あらすじ
ふたつの世界に引き裂かれたエルリック兄弟は、それぞれ再会を願ってその手段を探し求めていた。兄、エドワード・エルリックが飛ばされてしまった先は、西暦1923年……やがて世界大戦につながる動乱の予感をはらんだドイツ・ミュンヘンであった。
得意の錬金術を封じられてしまったエドは、弟の面影をもつ若者アルフォンス・ハイデリヒの力を借りて、科学技術の粋・ロケット工学の力で故郷へ帰ろうと試みていた。だが、なかなか手がかりは得られず、エドは焦燥をつのらせる。
そんなエドの前に、意外なかたちで道が開かれた。それは理想郷“シャンバラ”を求める者たちの暗躍であった。第一次世界大戦に敗戦したため、ミュンヘンでは破滅的なインフレが進行し、不満を抱くものたちが不穏な動きを始めていたのだった。
アルフォンスたちのロケット実験は、ヘスを通じてハウスホーファーの率いるトゥーレ協会に捧げられていた。だが、彼らの真の目的として目ざすものとはオカルトと科学をあわせて使い、シャンバラへの道を開くことで、排他的な単一民族国家を形成することだった。
一方、錬金術世界アメストリスでも、2年の時間が等しく流れていた。軍のロイ・マスタングは北方の国境地帯で一兵卒となっており、アームストロングは軍を退いて建設事業を始めていた。
そして、兄エドの錬成により生身の身体を取り戻したものの、それと引き替えに4年間の旅の記憶を失った弟アルフォンス・エルリックは、13歳となっていた。師イズミのもとで錬金術の修行をやりなおしたアルは、兄の行方を追って旅を続けていた。
ひたむきな兄弟の願いは、ふたたび世界を揺るがす未曾有の大事件と交わろうとしている。